Food Biz WEB エフビー短信   No.0483

2026/01/29
JFの外食市場動向調査(2025年12月度)

<全体概況>
12月は、年末の休みが長くなったことから、年末中心に家族客などの外食需要が好調となったほか、今や忘年会の主流となった小グループや個人の宴会が、月後半から年末の休みにかけて好調で、飲酒業態の客数を押し上げた。インバウンド需要は中国からの団体客の減少が見られたものの、インバウンド全体としてはおおむね堅調。客単価の上昇、FF業態の堅調、FR低価格業態の堅調などにより、売り上げは106.0%となった。

<業態別概況>
■ファストフード業態(FFS)
・FFSは、全体売り上げ105.8%となった。
・「洋風」は、期間限定商品やクリスマス前後のチキンなどが好調で、売り上げ106.4%。「和風」は、主要メニューに他商品を付けた期間限定メニューなどが好評で、売り上げ108.2%。「麺類」は、ラーメンの季節メニューやアルコール販売が好調で、売り上げ105.3%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、年末の休みを中心に回転ずしが家族客などで賑わった一方、持ち帰り米飯は客数の低迷が続き、売り上げ101.0%。「その他」は、「アイスクリーム」のクリスマスケーキが売れ行き好調、売り上げは105.2%となった。

■ファミリーレストラン業態(FR)
・FRの全体売り上げは105.8%となった。
・「洋風」は、前年のお得なキャンペーンの反動で客数が落ちたところもあったが、低価格業態の集客好調が続き、売り上げ105.6%。「和風」は、年末を中心にロードサイド店で家族客が増え、客単価の上昇とあいまって、売り上げ106.7%。「中華」は、お得なランチメニューと店舗増で、売り上げ105.5%となった。「焼き肉」は、年末の休みを中心に集客し、売り上げは105.0%となった。

■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、月前半に伸び悩んだが、後半に回復。特に多くの企業の仕事納めとなった26日を中心に集客が好調で、客数は103.9%となった。また、忘年会は法人などの大型宴会が少なくなり、個人や小グループでの宴会が定着する中で、年末の休みには個人客を中心に郊外や繁華街でも集客好調、売り上げは106.3%。

■ ディナーレストラン業態
・個人や家族などの小グループの宴会が好調。月後半を中心に、週末やクリスマス、年末の休みなどで客足が伸び、売り上げは107.6%となった。中国からの団体客の減少により、京都や大阪などの観光地ではマイナスの影響がみられたものの、他地域からのインバウンドは引き続き好調で、外食全体への影響は限定的であった。

■喫茶業態
・一部では、値上げが一巡し、客数が戻ったところもあったが、観光地での集客が弱いところがあり、売り上げは客単価の大幅増に支えられて108.2%となった。