Food Biz WEB エフビー短信   No.0492

2026/10/28
JFの外食市場動向調査(2026年9月度)

<全体概況>
9月は、秋雨前線の停滞や台風の接近などで、関東を中心に雨天日が多く、月を通して客足にはマイナス要因となったものの、休日日数が1日多い曜日周りや、11年ぶりに5連休となったシルバーウィークにより、帰省・観光需要が堅調、秋の風物詩となった「月見」商品をはじめとする季節限定メニューも好調、各種販促キャンペーンや引き続く客単価上昇(104.9%)にも支えられ、外食全体の売り上げは107.3%となった。

<業態別概況>
■ファストフード業態(FFS)
・FFSの全体売り上げは109.7%となった。
・「洋風」は、秋の定番「月見」シリーズなど季節限定メニューのテレビCM効果などで、売り上げは113.1%となった。「和風」は、夜限定の定食など期間限定メニューが好調で、売り上げは108.1%となった。「麺類」は、ボリューム感のある新商品の発表や低価格業態の底堅い需要により、売り上げは109.6%となった。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、「回転寿司」がアニメとのコラボなどが好調で、「持ち帰り米飯」も下げ止まり傾向が見られ、売り上げは104.2%となった。「その他」は、人気ゲームとのコラボ、高価格帯カレーの展開などで客単価が上昇し、売り上げは102.0%となった。

■ファミリーレストラン業態(FR)
・FRの全体売り上げは103.9%となった。
・長雨や台風により、客数は大きくマイナス影響を受けたものの、「洋風」は、低価格業態の堅調な集客に支えられ、売り上げは104.2%となった。「和風」は、秋メニューや特定産地に焦点を当てた地域フェアによる集客や、連休中の家族需要が比較的堅調で、売り上げは102.9%となった。「中華」は、モバイルオーダーやネット予約等に取り組みながら、夏から秋へのメニューの移行に工夫し、売り上げは104.1%となった。「焼き肉」は、連休中の集客は地域による天候の違いなどでまちまちであったが、休日の多い曜日周りに支えられて、売り上げ104.0%となった。

■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、長雨や台風などの影響で、とくに個人の客足が遠のき、一部では予約のキャンセルなども見られ、客数は前年を下回ったが、客単価上昇に支えられ、全体売り上げは101.3%となった。

■ディナーレストラン業態(DR)
・悪天候の影響もあり、大型連休の前後は節約志向とあいまって客足が落ちるところもあったが、好調の和食の食べ放題業態は集客堅調を維持し、売り上げは105.2%となった。

■喫茶業態
・長引く天候不順で客足に大きな影響が出たものの、秋の新商品として数量限定のドリンクやスイーツ等を投入、価格の断続的な改定もあり、客単価が上昇し、売り上げは103.0%となった。